線路上を歩くツアー参加者

 既存の貨物専用鉄道「高岳(たかおか)専用線」を歩くモニター観光ツアー「レールウォーク」が25日、行われた。

 小山市や市観光協会などでつくる市着地型観光実行委員会が交流人口の拡大に向けた観光素材掘り起こしの一環として開催し、市内外の親子ら31人が参加した。

 参加者らは中久喜の東光高岳事業所から土塔のUACJ小山製作所までの約2・8キロを歩いたほか、同事業所や同製作所で事業説明を受けたり工場見学を行ったりした。その後、大川島の観光農園「いちごの里」でイチゴ狩りを楽しんだ。

 岐阜県から来た田口由加子(たぐちゆかこ)さん(47)は「現役の線路上を歩けること自体すごいこと。周りの景色も楽しもうと思ったが、足元ばかり見ていた」と笑顔。市内から親子で参加した野崎眞央(のざきまさお)さん(43)は「廃線かと思っていたが今でも使われていることを知り、小山の新たな一面を知った」と話していた。