心身の発達度合いをみるため、全国の福祉・医療施設や教育機関で使われている「新版K式発達検査」は、戦後に京都市児童院が作成した-。昨年末にこう報じたところ、京都新聞社の双方向報道「読者に応える」に、「後継組織の児童福祉センターが近年、検査結果報告書の中身を簡素化し、保護者らが困惑している」との声が寄せられた。発祥の場で何が起こっているのか。
「Kyoto式」を意味する同検査は1950年代に原型ができ、80年に完成した。その後も内容が適宜見直され、現代に受け継がれている。被検者が絵カードや積み木、人形などで遊ぶ様子を心理職らが見て、発達年齢と発達指数といった数値を算出する-。
昨年12月の記事ではこう紹介する一方、検査の理念にも触れた。
(京都新聞)
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