ホテル事業などを展開するデベロップ(千葉県市川市)は7日、大田原市富士見1丁目に12日開業するコンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 大田原」で、市や報道関係者向け見学会を開いた。
同社はコンテナ1棟が1室になっているホテルを全国で98店舗3611室運営している。県内の出店は14店舗目で同市内への出店は初めて。
同ホテルは全44室で客室はダブルとツインの2種。各部屋にはユニットバスや電子レンジなどを備え、敷地内にはコインランドリーや自動販売機が入るコンテナを設置した。1人1泊6200円から利用できる。
見学会には相馬憲一(そうまけんいち)市長ら約10人の市関係者が参加。市と同社は今月1日付で「災害時における移動式宿泊施設等の提供に関する協定」を締結しており、相馬市長は「災害時、多くの人が集まる避難所での生活が難しい人もいる。個別で避難できる環境があるのは心強い」と歓迎した。
同社の山岸栄作(やまぎしえいさく)上席執行役員は「雇用創出など地域経済の活性化に寄与しながら、防災にも貢献していきたい」と話した。