» 動画ページへ

 栃木県栃木市都賀町大柿の「栃木植物園 大柿花山」で桜や桃、ツバキなどが見頃を迎え、山の斜面が春のにぎわいを見せている。

 園は、サツキの育種家として知られる大出昌男(おおいでまさお)園長(87)が25年ほど前、布袋ケ岡城跡の山約10ヘクタールを切り開いて整備を始めた。長年かけて集めた花木や野草を植え続け、その種類は国内外含めて「数え切れない」(大出さん)という。

桜や桃、レンギョウなどが咲き誇る園内=9日正午、栃木市都賀町大柿
桜や桃、レンギョウなどが咲き誇る園内=9日正午、栃木市都賀町大柿

 現在はソメイヨシノやヤマザクラ、レンギョウなどが見頃。山肌には白やピンク、黄色などのじゅうたんが広がり、来園者は足を止めてじっと見入っていた。

 大出園長は「桜の見頃はあと1週間ほど。足元にもかれんな花が咲いており、上も下もよく見て楽しんでほしい」と笑顔を見せた。今後はツツジなどが咲いていくという。

 年中無休。入園料500円(中学生以下無料)。(問)同園0282・27・8741。

◇ほかにも下野新聞フォトサービスに写真