踏切が設置されていない線路を住民が日常的に横断する「勝手踏切」が2024年12月時点で、県内に231カ所あることが10日までに国土交通省への取材で分かった。前回調査(21年1月時点)より32カ所増えた。国交省によると全国に1万5553カ所あり、前回調査から1割も減っていない。国は解消を急ぐ方針だが、封鎖といった手法は費用面から現実的でなく、住民の利便性とも対立するため、鉄道事業者は黙認せざるを得ないのが実情だ。
勝手踏切に明確な定義はなく、国交省が全国の鉄道事業者を通じて「踏切として認めていないが、線路横断の形跡がある箇所」を調べた。
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