茂木町小山の「樹(き)の花自然園 花の山」で春の花々が最盛期を迎えている。サクラに加え、黄色のレンギョウ、白いユキヤナギなどが満開で、同園中央部の“花の谷”と呼ばれる低地は百花繚乱(ひゃっかりょうらん)の光景が広がっている。
ここ1週間の暖かい陽気で花々が一気に開いた。この時季が一番多くの花を楽しめる。サクラは間もなく散り始めるが、代わってハナモモなどが見頃に。ゴールデンウイークに向けてはツツジやハナズオウが花を咲かせるという。
穏やかな日差しが降り注いだ12日も、県内外から多くの観光客が同園を訪れ、花の谷を散策したり、満開の花を写真に収めたりしていた。夫と訪れていた宇都宮市砥上町、野口敬子(のぐちけいこ)さん(61)は「たくさんの種類の花がまとまって咲いていてきれい。どの花も一生懸命咲いていますね」と話していた。
開園時間は午前9時~午後4時。月曜定休だが4、5月は無休。入園の際には保全協力金500円が必要。(問)花の山0285・65・1187。