ブラスウェル監督の遺影が飾られるベンチで、左腕に黒いラバーバンドを着けて試合を見守るブレックスのスタッフ=3月23日、日環アリーナ栃木

 王座奪還の目標を、共に-。

 B1宇都宮ブレックスのスタッフたちが、ケビン・ブラスウェル監督の死を悼み、喪章の代わりに黒いラバーバンドを腕に着けて試合に臨んでいる。バンドには指揮官が生前大切にしていた「毎日を自分の最後の日だと思って生きろ」との意味の英文を記した。発案者の加藤敏章(かとうとしあき)通訳兼チームマネジャー・アシスタントGM(42)は「チーム全員で彼と一緒に最後まで戦い抜く」と遺志を継ぎ、一丸で3季ぶりのチャンピオンシップ制覇を目指す。