【佐野】2005年の合併以来最多となる現職、新人の5人による激戦となった13日投開票の市長選で、下野新聞社は出口調査を実施し、計721人から回答を得た。特に自民党籍を持つ4候補が乱立した中、再選を果たした金子裕(かねこゆたか)氏(62)は自民支持層の約5割、公明支持層も4割半ばと手堅くまとめた。鍵を握るとみられた無党派層への浸透で引けを取らなかったことも、猛追した自民元県議の早川桂子(はやかわけいこ)氏(69)を僅差ながら振り切った要因の一つとみられる。