第3クオーター、シュートを放つブレックスの小川(右)=秋田市のCNAアリーナ☆あきた

 バスケットボールりそなB1第33節は20日、秋田市のCNAアリーナ☆あきたほかで11試合が行われ、東地区王者の宇都宮ブレックスは同地区の秋田と対戦し、89-72で快勝した。2連勝で通算45勝10敗とし、勝率がリーグ1位に浮上した。

 第1クオーター(Q)で23-19と先行。第2Qは4分間無得点と停滞した時間もあったが、高島紳司(たかしましんじ)の3点シュートから3分間で15得点を奪い、44-39とリードで折り返した。第3Qは22-14と突き放し、第4Qは石川裕大(いしかわゆうだい)ら交代選手の活躍も光った。

 遠藤祐亮(えんどうゆうすけ)が史上35人目のB1通算4千得点を達成した。

 このほか同地区の千葉Jが北海道に108-81で快勝し、8年連続8度目のチャンピオンシップ(CS)出場を決めた。

 次戦は23日午後7時5分から、宇都宮市のブレックスアリーナ宇都宮で中地区2位のA東京と対戦する。

■高い守備強度、速攻量産

 今季最後のアウェー戦は秋田を全く寄せ付けない完勝。ブレックスはベンチ登録メンバー13人全員が出場し、各クオーターで20点以上を奪った。ジーコ・コロネル監督代行は「全員が多大な貢献をした。相手も止められないだろう」としたり顔を浮かべた。