【大田原】佐良土の県なかがわ水遊園で22日、こいのぼりならぬ「あゆのぼり」が揚げられ、青空をゆったりと泳ぐ姿が来園者の目を楽しませている。6月29日まで。
同園の隣を流れる那珂川に多くのアユが遡上(そじょう)することを願って毎年設置している。全長2メートルのあゆのぼり約200匹に加え、特注で制作された全長4メートルの特大サイズ2匹を今回初めて設置した。世界最大級の淡水魚「ピラルクー」をモデルにしたのぼりや、宇都宮市の郷土玩具「黄ぶな」にちなんだ「きぶなのぼり」も掲揚され、計約250匹が優雅に空を泳いでいる。
仙台市から家族3人で訪れた会社員、金野章浩(きんのあきひろ)さん(32)は「こいのぼりと違って色の統一感があって圧巻ですね」と笑顔。長女椿希(つばき)ちゃん(2)は風がやむ度にあゆのぼりに向かって「泳いでー」と叫び、はしゃいでいた。