羊膜バンクで保管する羊膜。元は白色だが、保存液のピンク色に染まっている(獨協医大提供)

伊藤栄医師

羊膜バンクで保管する羊膜。元は白色だが、保存液のピンク色に染まっている(獨協医大提供) 伊藤栄医師

 獨協医大病院はこのほど、失明などを引き起こす難治性の目の疾患がある患者に移植するため、胎児を包む羊膜を出産時に採取、保存する「羊膜バンク」を県内で初めて設置した。これまでは県外の病院から時間をかけて取り寄せていたが、バンクの設置により、安定した移植手術の体制を確立する。将来的には採取した羊膜を他院に供給する仕組みも目指す。

 羊膜は胎児を包む卵膜の一部。