第78回春季県高校野球大会兼第77回春季関東地区大会県予選第7日は29日、宇都宮市のエイジェックスタジアムと清原球場で準々決勝4試合が行われ、宇都宮工、佐野日大、作新学院、文星芸大付のシード勢が準決勝に進出した。

 宇都宮工は青藍泰斗に2-1で競り勝ち、4年ぶり32度目の4強入り。佐野日大は、今大会唯一ノーシードから8強入りして初の準々決勝に臨んだ幸福の科学学園に、17-4の六回コールドで圧勝し、3年ぶりに準決勝へ駒を進めた。文星芸大付は6-1で国学院栃木を下し、3年連続の4強。作新学院は9-1の七回コールドで矢板中央を退け、2年ぶりに準決勝へ進んだ。

 大会第8日は5月3日、清原球場で佐野日大-文星芸大付、作新学院-宇都宮工の準決勝2試合が行われ、関東大会に出場する2校が決まる。

ロースコア制し「チーム力感じる勝利」 宇工

 投手を中心とした堅い守りで競り勝った。宇都宮工が4年ぶりの4強入り。大森一之(おおもりかずゆき)監督は「ロースコアは予想していた展開。守ってしのいだことが逆転打につながった。チーム力を感じる勝利」とうなずいた。