「Aooo」の石野理子(JAPAN JAM 2025)

 パフォーマンスする平手友梨奈(JAPAN JAM 2025)

 「Aooo」のやまもとひかる(JAPAN JAM 2025)

 熱唱するAKASAKI(JAPAN JAM 2025)

 「Aooo」の石野理子(JAPAN JAM 2025)  パフォーマンスする平手友梨奈(JAPAN JAM 2025)  「Aooo」のやまもとひかる(JAPAN JAM 2025)  熱唱するAKASAKI(JAPAN JAM 2025)

 春の野外音楽フェスティバルを代表する「JAPAN JAM 2025」が4月29日、千葉市蘇我スポーツ公園で始まった。初日のステージにはロックバンド「Aooo(アウー)」やシンガー・ソングライターのAKASAKIら新鋭アーティストらが登場した。

 「赤い公園」のボーカルも務めた石野理子をフロントに擁する「Aooo」は、ヒリヒリとするエモーショナルなロックを展開。ギターのすりぃ、ドラムのツミキらメンバー4人がそれぞれソロでも活躍する実力派バンドは、Jポップ定石のメロディーを複雑なリズムでにぎやかにアップデートする「サラダボウル」「魔法はスパイス」などの楽曲で躍動した。

 すりぃはソロでもこの日の舞台に立ったほか、「YOASOBI」のバックバンドでも活躍するベースのやまもとひかるはアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のバックでもベースを弾き、高城れにが体調不良で出演できず3人編成となったももクロをもり立てた。

 昨年「Bunny Girl」が話題となったAKASAKIは「最近、高校を卒業して、大学生になりました」と報告。ずり落ちそうな丸めがねに赤いパーカ姿という若者らしさとは裏腹に、かすかに揺らぐ大人びた歌声が、歌謡曲的な湿り気を帯びたソウルフルなポップスに似合っていた。

 ソロで初のフェス出演となる平手友梨奈は大ぶりのサングラスでクールなたたずまい。MCは挟まず、固唾をのんで見守るファンを翻弄するかのように、「光GENJI」の「ガラスの十代」や中島美嘉の「GLAMOROUS SKY」など意表を突くカバーを披露。挑みかかるようなまなざしと、鮮烈な振り付けでファンを魅了した。

 5月5日まで開催される今年のJAPAN JAMには「NiziU」「THE ORAL CIGARETTES」「ME:I」「THE YELLOW MONKEY」らが出演を予定している。