5月5日の「こどもの日」を前に、栃木県真岡市の和菓子店「御菓子司 紅谷三宅」で五月人形のかぶとをモチーフにしたういろう作りがピークを迎えている。

ずらりと並んだカラフルなういろう=30日午前11時5分、真岡市並木町
動物モチーフなどかわいらしい菓子がSNS(会員制サイト)などで人気の同店。季節限定の「五色折り兜(かぶと)」は若い世代にも和菓子に興味を持ってもらおうと、伝統的な上生菓子をカラフルにアレンジした。
30日も三宅正晃(みやけまさあき)代表(33)が黙々と作業。色鮮やかなあんを、ういろう生地で折り紙のように丁寧に包んでいった。包み始めてから1時間半ほどで50個の小さなかぶとがケースにずらりと並んだ。三宅代表は「和菓子に触れる機会になればうれしい」と話した。
(文・写真 磯真奈美)