おもちゃがなくても
一方、スノーピークが指定管理者を務め、4月に開業1年を迎えたスノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ。店長の桝田祐介(ますだゆうすけ)さん(37)はキャンプ玄人で、自身の子どものキャンプデビューがわずか2歳という点も、教えを受けるのに心強い。
施設の利用者は東京が最も多く、次いで県内。休日の利用は約半分が子連れ客という。しかし、施設内に遊具の設置はない。保育園に通う記者の子どもを見ていて感じるのは、おもちゃなどがない場所で暇を持て余してしまうこと。訪ねたとしても、子どもが飽きてしまわないだろうか。
記者の疑問に、桝田さんは「あまり自然に触れ合ったことがない都市部のお子さんが、ここでイモリを目にして『初めて見た』と驚いていた」というエピソードを紹介してくれた。「(自身の)子どもとのキャンプでは、どんな生き物がいるか探したり目の前の景色を絵に描いてみたり、自然観察を楽しんでいる」と話し、施設としてもこれと同じようなことに取り組みたい考えを明かした。
(田面木千香)
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次回17日は、子どものスマートフォンとの向き合い方がテーマです。今は小学校低学年でも使うほど身近な存在になっていますが、健康や学力を損なうなどリスクも指摘されています。スマホとの上手な向き合い方を、専門家の話などからお届けします。
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