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 栃木県那須塩原市湯本塩原のスキー場「ハンターマウンテン塩原」が6日まで営業を予定している。今冬の積雪が例年になく多かったためで、同スキー場によると、ゴールデンウイークまで営業するのは23年ぶりという。

薄着でスノーボードを楽しむ人たち=1日午後0時25分、那須塩原市湯本塩原、森田大地撮影
薄着でスノーボードを楽しむ人たち=1日午後0時25分、那須塩原市湯本塩原、森田大地撮影

 最新の人工降雪機を導入したこともあり、営業は当初4月20日ごろまでを予定。しかし低温の日が続いたことで期間を延長し、山頂付近の「ウォール・ストリート」など4コースを開放している。

 宇都宮地方気象台によると、今冬は冬型の気圧配置が強まり、県北地域の降雪量は例年より増加。那須高原の今年2月の総降雪量は、昨年2月の3倍となる102センチを記録した。

 穏やかな陽気に包まれた1日は、Tシャツ姿でスノーボードを楽しむ利用客も。毎年県外で春スキーを楽しんでいるという宇都宮市、会社員粕谷拓(かすやたくみ)さん(34)は「今年は県内で滑れて良かった」と笑顔だった。