【宇都宮】市職員への悪質な迷惑行為「カスタマーハラスメント(カスハラ)」の対応強化に取り組む市は1日までに、昨年度に職員が受けた悪質クレームの報告件数が2023年度に比べて約7割減少したことを明らかにした。市は昨年度から、来庁者の無断撮影を禁止し電話を通話録音するなど、さまざまな対応策を実施。本年度は新たに防犯カメラ約60台を本庁舎や出先機関に設置する方針だ。佐藤栄一(さとうえいいち)市長は「今後も職員が安心して働ける環境の整備を進め、市民サービスの向上につなげたい」と話した。