前半、シュートを放つ栃木シティのFWウタカ=青森県八戸市のプライフーズスタジアム

 明治安田J3第12節は6日、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎほかで9試合が行われ、栃木SCは長野に1-0で競り勝ち、栃木シティは八戸に0-0で引き分けた。SCは3試合ぶりの白星で通算4勝3分け5敗、勝ち点15の11位に順位を上げた。シティは負けなし試合数を10に伸ばし通算7勝4分け1敗の勝ち点25の暫定首位。

 シティは決定機は多くつくりながら得点は奪えず。後半は相手の攻勢を受ける場面もあったが、GK相澤(あいざわ)ピーターコアミの好セーブなどで無失点でしのいだ。

 両チームの次戦は17日午後2時から。SCは奈良市のロートフィールド奈良で奈良と、シティは栃木市のシティフットボールステーション(CFS)で岐阜と対戦する。

「価値ある勝ち点1」に反省も

 前節から中2日、先発7人を入れ替えて臨んだ栃木シティは、決定機をつくりながらもスコアレスドロー。勝ち点3は逃したが、今矢直城(いまやなおき)監督は「チャンスを決め切れなかった。ただ非常にタフな相手に価値ある1ポイントが取れた」と悲観はしなかった。