詩人の吉野弘(よしのひろし)さんには漢字で遊ぶように作った詩がいくつかある。その一つ「漢字喜遊曲」は「母は/舟の一族だろうか/こころもち傾いているのは/どんな荷物を/積みすぎているせいか」と始まる