サッカー天皇杯県予選を兼ねた「NEZASカップ第30回県選手権大会」(県協会主催、下野新聞社など共催)は11日、県グリーンスタジアムで決勝が行われ、2017年以来8年ぶりに同大会に出場したJ3栃木SCがJ3栃木シティを2-0で下して18年ぶりに優勝し、天皇杯出場を決めた。同大会でJクラブ同士の対戦は初めて。

 J3勢の天皇杯出場は都道府県予選から勝ち上がる必要がある。SCは前半21分に右CKからFW五十嵐(いがらし)太陽(たいよう)が得点し先制。後半7分にはDF岩崎博(いわさきひろし)が左CKに頭で合わせて追加点を挙げた。

 シティは再三の好機を生かせず。後半23分にはGK相澤(あいざわ)ピーターコアミが退場し、その後は数的不利で苦しんだ。

 優勝したSCは24日午後1時から同会場で行われる天皇杯1回戦で、山形県代表の大山SC(東北社会人2部)と対戦する。

後半7分、栃木SCのDF岩崎(中央)が2点目を挙げ駆け出す=県グリーンスタジアム、永嶌理絵撮影
後半7分、栃木SCのDF岩崎(中央)が2点目を挙げ駆け出す=県グリーンスタジアム、永嶌理絵撮影

相手のお株奪う快勝 栃木SC

 天皇杯本県代表の座を懸けたJ3勢同士の一戦で快勝した栃木SC。小林伸二(こばやししんじ)監督は「絶対に落とせないゲームだった。(選手たちが)頑張ってくれた」と目尻を下げた。