めぶきフィナンシャルグループ(FG)が12日発表した足利銀行(清水和幸(しみずかずゆき)頭取)の2025年3月期決算(単体)は、本業のもうけを示すコア業務純益(投資信託解約損益を除く)が前期比17・3%増の378億5400万円、純利益が31・0%増の186億900万円だった。金利上昇に伴う貸出金利息や有価証券の利息配当金などが増加し、収益を押し上げた。

決算内容を説明する足利銀行の清水頭取(右)と常陽銀行の秋野哲也頭取=12日午後、水戸市
決算内容を説明する足利銀行の清水頭取(右)と常陽銀行の秋野哲也頭取=12日午後、水戸市

 経常収益は19・6%増の1274億4800万円で、2期連続で増収増益となった。売上高に当たる業務粗利益は6・1%増の729億2300万円、経常利益は27・3%増の261億5400万円だった。