訪問マッサージや訪問介護事業などを展開するフレアス(東京都品川区、澤登拓(さわのぼりたく)社長)は12日までに、末期がん患者などを受け入れる医療対応型療養施設(ホスピス)の「フレアスメディカルケアホーム宇都宮」を宇都宮市簗瀬町にオープンした。同社が同様の施設を開業するのは国内15カ所目、北関東では初めて。
施設は住宅型有料老人ホームで、1日に開所した。鉄骨2階建て。延べ床面積約1400平方メートルで48の居室を備える。24時間体制で看護師、介護士が常駐し、末期がん患者や人工呼吸器の継続利用が必要といった通常の医療施設への入居が難しいとされる患者らを受け入れる。
非常用発電設備を設置し、災害などに伴う停電に備える。また市内にある同社の訪問マッサージ拠点と連携して入居者の緩和ケアなどにも取り組み、地域の高齢者を支える施設を目指す。
入居に当たり一時金は不要で、利用料は家賃・管理費合わせて月額6万3800円など(医療保険適用時)。別途に訪問診療・看護・介護などのサービスを利用する場合は自己負担が必要となる。(問)同社070・7080・8818。