宇都宮市清原工業団地でベニバナトチノキの花が見頃を迎えた。同団地内の清原中央通りでは次世代型路面電車(LRT)が走り、本県を象徴する二つのシンボルが共演している。

LRTが行き交うそばで咲くベニバナトチノキの花=14日午前8時55分、宇都宮市清原工業団地
ベニバナトチノキは手のひらを広げたような形の葉が特徴の落葉樹。清原南公園付近から北へ約3キロにわたってベニバナトチノキやケヤキが並び、新緑のトンネルを作っている。

LRTが行き交うそばで咲くベニバナトチノキの花
初夏の陽気となった14日、散歩やランニングを楽しむ人が行き交う中、色鮮やかなピンクの花が風に揺れていた。

LRTが行き交うそばで咲くベニバナトチノキの花
散策を楽しんでいた同市清原台4丁目、無職煙山辰男(けむりやまたつお)さん(87)、佳子(けいこ)さん(84)夫妻は「きれいな花を見ながら散歩すると、とても良い気分になりますね」と頬を緩めた。