バスケットボールBリーグチャンピオンシップ(CS)準決勝は17日に始まり、東地区王者で3季ぶりに4強入りした宇都宮ブレックス(勝率全体1位)は午後3時5分から、宇都宮市の日環アリーナ栃木で同地区2位の千葉J(同5位)との第1戦に臨む。CSでの対戦は2季連続6度目、全12戦で6勝6敗と互角だ。レギュラーシーズン(RS)の戦いなどから、リーグ屈指の名門対決を展望する。

 ブレックスは準々決勝で中地区の三河(同8位)に連勝。初戦は点の取り合いを制し93-81、第2戦は終始主導権を握り89-75で快勝した。第3戦までもつれずに休養や準備に充てられたのは大きい。

 対する千葉Jは準々決勝で中地区のA東京(同4位)を退け、3季連続5度目の準決勝進出。2戦とも完勝といえる内容で、スクリーンプレーを完封する守備や成功率50%に迫る3点シュートなどで圧倒した。RSはA東京に2戦2敗だったが、CSで見違えるほど完成度を高めてきた。

準々決勝で活躍、高島紳司 ニューヒーローなるか

 ブレックスのチャンピオンシップ(CS)準決勝進出に貢献したのが、若手ガード高島紳司(たかしましんじ)(24)だ。第1戦は日本人最多の14得点を挙げ、後半の猛攻の中心に。プレーオフを勝ち抜くには新たなヒーローの活躍が不可欠だが、その筆頭格に名乗りを上げている。