後半追加タイム、栃木シティのFWウタカ(中央)がゴール前に攻め込む=CFS、広瀬華撮影

 明治安田J3第13節は17日、栃木市のシティフットボールステーション(CFS)ほかで6試合が行われ、栃木シティは岐阜に1-0で競り勝った。栃木SCは奈良に0-0で引き分けた。シティは通算8勝4分け1敗の勝ち点28の暫定首位。SCは今季初のリーグ戦連勝を逃し、通算4勝4分け5敗、勝ち点16の10位。

 前半のシティは水たまりでボールが止まるピッチコンディションの影響で攻撃をうまく組み立てられなかった。後半28分に途中出場のFWピーター・ウタカが奪った1点を最後まで守り切った。

 SCは試合を通して前がかりに仕掛けたが、最後までゴールが遠かった。

 両チームの次戦は31日。シティは午後2時から鳥取市のAxisバードスタジアムで鳥取と、SCは午後7時から宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで讃岐と対戦する。

雨中でシステム柔軟に

 ところどころで水が浮き、ボールが止まってしまう悪条件のピッチ。栃木シティは試合中にシステムを変更する柔軟な戦い方で勝ち点3をもぎとった。今矢直城(いまやなおき)監督は「やったことがないシステムでも選手たちがうまく順応してくれた」とたたえた。