【カンヌ共同】フランス南部で開かれている第78回カンヌ国際映画祭と並行して開催される「監督週間」で、歌舞伎を主題にした李相日監督の「国宝」が公式上映された。舞台あいさつで主演の吉沢亮が「映画に携わる人間として憧れの地。非常に光栄に思う」と話すと大きな拍手が起きた。
共に女形の歌舞伎役者を演じた横浜流星らも登壇。李監督は「(吉沢と横浜の)献身と努力がなければ、この映画に真実味を持たせることはできなかった」とあいさつ。上映後のスタンディングオベーションでは、共演した渡辺謙らと4人、笑顔で手を振ったり肩を組んだりし喜びを分かち合った。
「国宝」は主人公(吉沢)が歌舞伎の名優(渡辺)の家に引き取られ、御曹司(横浜)と切磋琢磨しながら芸道を極めてゆく物語。吉沢は「僕と流星は1年半かけて歌舞伎と向き合い、どうにか完成させた」と振り返った。日本では6月6日に全国公開される。
★動画のURL
https://youtu.be/aLl7PzpmIKs