松岡昌宏主演の人気ドラマを舞台化した「家政夫のミタゾノ THE STAGE レ・ミゼラ風呂」が7月まで、東京など6都府県で上演中だ。出演の岡佑吏は「テレビでずっと見てきたミタゾノの世界に入れてうれしい。(松岡の)目力に負けないように頑張ります」と意気込みを語った。
謎めいた女装の家政夫・三田園薫(松岡)が、訪問した家庭の裏事情を暴き、根深い“汚れ”まで落としていく痛快コメディー。舞台化第2弾となる今回は、三田園が寂れた老舗旅館の“大掃除”に乗り出す。
岡が演じるのはフランス帰りの料理人・雀原順(じゃんばら・じゅん)。名作ミュージカルの悲劇の主人公を連想させる名前で、三田園に振り回されて頭を抱える役どころだ。「本人が真剣に悩めば悩むほど、お客さんにはコメディーに見える。そういう笑いを取れたらいいな」と語る。
得意な家事は食器洗い。家族と暮らす自宅では食後の片付けを一手に担っているという。「プラスチック容器のしつこい油汚れを落とすのが気持ちいい」と頼もしい。
関西のアイドルグループ「AmBitious(アンビシャス)」のメンバーとして活動中。今後は映画やドラマなどにも積極的に挑戦したいと話す。目標にしている存在として、俳優の若葉竜也を挙げた。「今泉力哉監督の映画で見せる、自然な演技に憧れる。いつか共演したいです」
舞台「家政夫のミタゾノ THE STAGE レ・ミゼラ風呂」の公演予定は次の通り。
5月16日~6月8日東京・EXシアター六本木、6月13~17日大阪・森ノ宮ピロティホール、6月21、22日石川・七尾市文化ホール、6月28、29日愛知・東海市芸術劇場、7月5、6日広島・上野学園ホール、7月12、13日宮城・名取市文化会館