バスケットボールりそなBリーグの年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)決勝で、宇都宮ブレックスが琉球を通算2勝1敗で下し、2021-22年シーズン以来3年ぶりのリーグ制覇を果たした。
昨年のCS準々決勝で死闘の末、千葉Jに敗れた悔しさを胸に、ケビン・ブラスウェル監督の下スタートした今シーズン。屈辱の敗戦、ブラスウェル監督の急逝など、さまざまな困難や悲しみを乗り越えながら、東地区1位でCSに進出。三河、昨年のCSで敗れた千葉Jを倒し、西地区1位の琉球との「東西横綱対決」を制した。今シーズンの軌跡を振り返る。
宿敵に連敗スタート
23-24年シーズンでは、CS準々決勝第3戦で2度の延長の末、千葉Jに敗れたブレックス(「ブレックス、無念の終戦 疲労と重圧で負の連鎖」)。佐々宜央監督(現琉球アソシエイトコーチ)が契約満了で退任し、ブラスウェル氏がアソシエイトコーチから監督に昇格。主力のほとんどが残留し、「アップテンポなバスケット」を掲げ、プレシーズンゲームや天皇杯など開幕前8試合を全勝。敵地の新アリーナ・ららアリーナ東京ベイに乗り込んだ。
迎えた開幕戦。相手の勢いに押され、序盤から出遅れる。最大23点差を追いつき延長までもつれたが敗戦(1Q出遅れ「最低の出来」 ブレックス、力尽きた延長戦」)。翌日も敗れ、21-22年シーズン以来の開幕2連敗を喫した。(「新体制のブレックス、シーズンスタートは千葉Jに2連敗」)

ホーム開幕戦で再出発
10月12日、ブレックスアリーナ宇都宮で滋賀とのホーム開幕戦を迎えた。不安定な立ち上がりだったものの、守備の強度を上げ快勝、今季初勝利を挙げた。(「攻守改善、右肩上がりへ ブレックス・ホーム開幕戦」)
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