前半26分、栃木SCのFW星野(中央)が先制となるシュートを決める=県グリーンスタジアム、広瀬華撮影

 サッカーの第105回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催)は24日、各地で1回戦10試合が行われた。本県代表の栃木SC(J3)は県グリーンスタジアムで山形県代表の大山クラブ(東北社会人2部)と対戦、FW星野創輝(ほしのそうき)のハットトリックの活躍などで5-0で快勝し、2回戦進出を決めた。

 栃木SCが1回戦から登場するのはJ2の2015年、第95回大会以来。栃木SCは試合開始から攻勢に試合を展開した。星野は前半26分にこぼれ球を押し込んで先制すると、43分にも追加点を挙げた。後半15分にはクロスに合わせハットトリックを達成した。このほかFW五十嵐(いがらし)太陽(たいよう)、途中出場のDF森璃太(もりりいた)も得点を挙げた。

 2回戦は6月11日午後7時から、東京都調布市の味の素スタジアムでJ1東京Vと対戦する。

ゴールショー多彩に

 大卒ルーキーの点取り屋が暴れまくった。大量5得点の栃木SCで、この日の主役はハットトリックの活躍をしたFW星野創輝(ほしのそうき)だ。「相手がどこであれまず初ゴールを取りたかったので、良かった」と充実感をにじませた。