図柄入りナンバー各種

 自動車の新たなご当地ナンバープレート「日光ナンバー」の交付が7日から始まった。交付場所の一つ、県自動車整備振興会宇都宮事務所を取材した際、担当者が「自家用車のプレートの平仮名は、さ行から始まるんですよ」と教えてくれた。ほかにもさまざまな決まりがあるとのこと。下野新聞社の「あなた発 とちぎ特命取材班」(あなとち)が改めて歴史やルールを調べてみると、日頃目にするナンバーの奥深さが垣間見えた。

 県内には日光のほかすでに「宇都宮」「とちぎ」「那須」がある。今は交付されていないが、まれに「栃」や「栃木」も存在する。

 国土交通省関東運輸局栃木運輸支局の栗田英樹(くりたひでき)支局長によると、かつては地域の頭文字で表示され、1964年から全て表記するようになった。本県は「栃」から「栃木」に変わった。

 栗田さんは「今や『栃木』の車さえ、珍しくなっている」と話す。