バスケットボールりそなBリーグの年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)決勝は24日、横浜アリーナで2戦先勝方式の第1戦が行われ、3季ぶりに決勝に進出した宇都宮ブレックス(東地区1位)が、4季連続で決勝へ進んだ琉球(西地区1位)に81-68で快勝した。

 ブレックスのD.J・ニュービルがいずれも両チーム最多の25得点、6アシストを記録した。

 第2戦は25日午後1時10分から、同会場で同カードが行われ、ブレックスが勝利すれば3季ぶりの優勝が決まる。

第4クオーター5分、ブレックスのエドワーズ(右)がシュートをブロックする=横浜アリーナ、磯真奈美撮影
第4クオーター5分、ブレックスのエドワーズ(右)がシュートをブロックする=横浜アリーナ、磯真奈美撮影

「チームの文化」充実の内容

 第4クオーター(Q)8分。ボールは自陣エンドラインの外に出た、と誰もが思った。その瞬間、ブレックスの比江島慎(ひえじままこと)が身を投げ出し、攻撃権を奪取した。

 このプレーが遠藤祐亮(えんどうゆうすけ)の3点シュートにつながり、76-63。粘る琉球の心を折るのに十分な点差を突きつけた。「球際に高い意識が必要」。比江島が試合前に語っていた思いを全員がプレーで表現し、この積み重ねが快勝を呼び込んだ。