【真岡】宇都宮市内で22日に開かれた第71回県警剣道大会で、真岡署が中規模署による団体戦「警察署対抗B組」で4連覇を飾った。B組の4連覇は1955年の第1回大会以来初。監督で刑事課の鷹箸吉雄(たかのはしよしお)警部補(47)は「粘り強い練習の成果。地域の安全安心につなげたい」と話している。
団体戦に出場したのは地域課の伊藤連(いとうれん)巡査(23)、海老沼大悟(えびぬまだいご)巡査長(34)、笠井智則(かさいとものり)警部補(48)、生活安全課の田村優人(たむらゆうと)巡査部長(30)ら5人。今年の異動で昨年とはメンバーが全員入れ替わったが、頂点を目指して週5日の練習に励んできた。
4人一組で争うB組には7署が出場。同署は下野、佐野両署とのリーグ戦1組で危なげなく2勝し、同2組を勝ち上がった今市署との決勝に挑んだ。勝負どころは1勝1分け1敗で迎えた大将戦。東海大剣道部などで活躍した伊藤巡査が、得意のメンなどで2本を奪って競り勝ち、団体戦での個人全勝記録もつくった。
団体戦の相手は個人戦では敗れていただけに、伊藤巡査は「団体では絶対に勝つ気持ちで挑んだ。チームの勝利に貢献できた」と会心の表情。屋代明広(やしろあきひろ)署長は「非常に頼もしい。市民を守るための強い心が醸成できている」とたたえた。このほか個人戦には地域課の小笠原由乃(おがさわらよしの)巡査(23)ら5人が出場した。
(杉浦崇仁)