バスケットボールBリーグの年間表彰式「Bリーグアワードショー2024-25」が30日、東京都内で行われる。宇都宮ブレックスからはD.J・ニュービル、比江島慎(ひえじままこと)がベスト5候補に2季連続ノミネート。2人は最優秀選手賞(MVP)に輝けば2度目の受賞となり、リーグ創設9年目で史上初の快挙となる。

 このほかにも見どころは盛りだくさん。表彰予想や注目選手を紹介していく。

 48勝12敗とリーグ最高勝率を残したブレックス。これまでのMVP受賞歴からみても、レギュラーシーズン(RS)を1位で終えたクラブの主力選手が選ばれる傾向にある。ニュービル、比江島の受賞は大本命といえそうだ。

コート上で指示を出すニュービル
コート上で指示を出すニュービル
ドリブルで攻め込む比江島
ドリブルで攻め込む比江島

 ベスト5はB1の全監督、選手、メディアによる投票で決まり、1~5位までを選出。最も票を集めた選手がMVPとなる。

 千葉Jの富樫勇樹(とがしゆうき)、SR渋谷のベンドラメ礼生(れお)はユーチューブの共同チャンネル内で投票について語る一幕も。富樫はRSを1位で終えたチームの主力に投票するのが「ふさわしい」と話し、ニュービルを1位に選出。ベンドラメはマッチアップした際の衝撃度を重視し、「俺は(1位に)マコ(比江島の愛称)」と明かした。他の選手も同じ観点で選んでいることが予想される。クラブを勝たせた実績、プレーの衝撃度、共にニュービルと比江島は文句なし。多くの票が集まっていそうだ。

 対抗馬は中地区の三遠から選出のヤンテ・メイテン、デイビッド・ヌワバ、佐々木隆成(ささきりゅうせい)の3人だろう。三遠はRS最終戦までブレックスと最高勝率の座を争い、22連勝を記録するなど圧巻の戦いぶりだっただけに、残したインパクトは大きい。

 もう一つの注目は最優秀新人賞争いだ。ブレックスからは小川敦也(おがわあつや)、石川裕大(いしかわゆうだい)、星川開聖(ほしかわかいせい)が対象になる。