栃木県矢板市下伊佐野の八方ケ原をツツジの花が彩り、登山客らの目を楽しませている。市商工観光課によると、4日時点でヤマツツジが満開。レンゲツツジは一部で咲き始め、今週末に見頃を迎えそうだ。

雲海を背に、八方ケ原を鮮やかに彩るツツジ=4日午前8時35分、矢板市下伊佐野
約300ヘクタールの高原が広がる大間々駐車場周辺には、約20万株のレンゲツツジが群生。満開時には辺り一帯を朱色の花で染める。この日は前日の雨の影響で眼下に雲海が広がり、その手前でヤマツツジのピンク色の花が存在感を見せていた。

八方ケ原に咲く色鮮やかなレンゲツツジ=4日午後6時50分、矢板市下伊佐野
長野県諏訪市から初めて訪れたという会社員原善昭(はらよしあき)さん(71)は「雲海とツツジがきれいに競演している。レンゲツツジが満開のときにまた来たい」と熱心に景色を撮影していた。

色鮮やかに咲く八方ケ原のツツジ=4日午前6時50分、矢板市下伊佐野