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 栃木県茂木町の北東部、山内の甲(かぶと)地区を流れる八反田川でゲンジホタルが乱舞するシーズンを迎えた。「ホタルの小径」と名付けられた川沿いの農道には、ホタルのほのかな光に彩られた里山の夜を楽しもうと連日、地域住民らが訪れている。

水辺を飛ぶホタルの光跡=7日午後8時5分、茂木町山内(60秒間露光)
水辺を飛ぶホタルの光跡=7日午後8時5分、茂木町山内(60秒間露光)

 八反田川は那須烏山市との境から那珂川に注ぐ川幅5メートルほどの清流。以前からホタルの観賞ポイントとして知られていて、ピーク時には中流約100メートルに100匹超が飛び交い、幻想的な光景をつくり出す。

水辺を飛ぶホタルの光跡=7日午後8時15分、茂木町山内(60秒間露光)
水辺を飛ぶホタルの光跡=7日午後8時15分、茂木町山内(60秒間露光)

 7日は地元の地域活性化団体「棚田の郷かぶと」も棚田オーナーら約40人を招いて観賞会を開催。千葉市から家族で訪れた小学6年東條有紗(とうじょうありさ)さん(11)、3年まなみさん(9)の姉妹は「初めてホタルを見た。光がとてもきれいだった」と感動した様子だった。同団体によると、シーズンはあと1週間ほどだという。

◇ほかにも下野新聞フォトサービスに写真