県内でお中元商戦が本格化している。「お中元大ギフトセンター」が開設されている東武宇都宮百貨店宇都宮本店5階イベントプラザには27日、買い物客が次々と訪れた。
ギフトセンターは菓子や麺類など約900点を取りそろえる。県産品に力を入れており、今年は宇都宮大発のベンチャー企業が開発した「どぶろく入りアイスクリーム」などの新商品を扱っている。
食品部販売一課の福田直(ふくだすなお)課長(45)は「梅雨でも暑さが続くせいか、飲料やビールがよく売れている」と話す。期間は7月15日までで、同月初旬に客足のピークを見込んでいる。
夫と訪れた鹿沼市、主婦北出真美(きたでまみ)さん(58)は「高校時代にお世話になった人へ、地元のアイスを毎年贈っている。ありがとうの気持ちを込めます」と話していた。
福田屋百貨店も同月下旬まで県内3店舗に特設会場を設けている。県産品や岡山県のフルーツなど約800点を扱う。