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ドームシアターでトークセッションする相川さん(中央)ら=28日午後1時40分、大阪市此花区の夢洲

 大阪市で開かれている大阪・関西万博に出展している本県が掲げるキーメッセージ「山水共里(さんすいきょうり)」を曲名にした歌を作った歌手相川七瀬(あいかわななせ)さんが28日、本県ブースでトークセッションを行った。「栃木県の自然を思い浮かべてインスピレーションを得た」と曲に込めた思いを語った。29日は本県ブースの出展最終日となる。

 相川さんは制作に当たって「山水共里」から連想する歌詞を県民らに募り、実際に盛り込んだ。「感謝の言葉が多く、キーワードとして入れるようにした。みんなで作った曲」と完成を喜んだ。

 数々のヒット曲を世に送り出してきたが、「子どもたちの合唱が一番すごい。心に触れる力がある」とし、「ぜひこの曲を合唱コンクールや吹奏楽で使ってほしい」と願った。

 トークセッションは約1時間行った。会場には相川さんのファンも大勢駆けつけた。相川さんは、ミュージックビデオ(MV)は奥日光の中禅寺湖畔などで撮影したと紹介し、「MVを見て、この夏休みはぜひ栃木県に足を運んでくださいね」と来場者に呼びかけた。

 本県ブースはこの日も大にぎわい。飲食エリアはレジを2台に増やして対応した。県によると来場者は初日が1万3791人、2日目は2万971人だった。