
国内外の選挙でSNSが存在感を高めている。政治への関心を高める手段になり得る半面、真偽不明の情報を広めたり意見の対立をあおったりするなど、その拡散力は功罪をはらむ。参院選を前に、栃木県内の現状から課題を探る。
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有権者の審判を受けた身として、表情に深刻さがにじんだ。「事実でないのに事実のごとくSNS(交流サイト)で何十万、何百万回とリポストされ、有権者に刷り込まれる。そういうことはあってはならない」
昨年11月下旬、県知事選を終えたばかりの福田富一(ふくだとみかず)知事の定例記者会見。同じ日に行われた兵庫県知事選で偽情報などが氾濫した状況を厳しく批判した。
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