県内では今年、水難事故が相次いでいる。水難者数は、既に24年1年間を3人上回る8人で、死者数も4人と、24年(5人)に迫る。20~24年の5年間では水難者の72%が命を落としており、水難事故は死亡する割合が高いのが特徴。本格的に水場に親しむ時季を迎え、県や県警はライフジャケットの着用など注意を呼びかける。7月1~7日は河川水難事故防止週間。

 県警によると、今年水難事故で死亡した4人のうち3人が、釣りに行って流されたとみられる。6月には那須塩原市の那珂川で70代男性が溺死した。

 足利市では5月、河川敷で複数人でバーベキューをしていた男性が、車で川を渡ろうとして深みにはまり救助される事案もあった。