マース車両のイメージ(MONET Technologies提供)

 【塩谷】町は本年度から、総務省の過疎地域支援事業交付金2千万円を活用し、遠隔通信機器を搭載した車両で巡回診断を行う「保健福祉MaaS(マース)」を始める。来年度からはオンライン診察機能を追加した車両にアップデートさせ、「医療マース」にも県内で初めて着手する。近年逼迫(ひっぱく)する医療体制の解決に向け、池田浩之(いけだひろゆき)副町長は「10年後の町内医療を考え、今のうちに手を打ちたい」と危機感を示している。