七夕の7日、那須町大島の那須どうぶつ王国で、七夕飾りのササが付いた竹をカピバラにプレゼントするイベントが行われた。
動物を使って伝統行事を楽しんでもらおうと、同園が初めて企画。入り口のゲート付近に七夕飾りの制作ブースが設置され、来園者は「ピアノが弾けるようになりたい」や「健康に過ごせますように」などそれぞれの願いを食用ペンでササに書き記し、約3メートルの竹に結び付けた。

来園者の前でおいしそうに竹を食べるカピバラ=7日午後、那須町大島
カピバラの森で行われたトークイベントでは飼育担当者がカピバラの紹介や七夕の由来などを話す横で、3頭のカピバラが目を細めながら竹の茎の部分をむしゃむしゃと頬張り、来園者は写真を撮るなどして楽しんでいた。
神奈川県大和市上和田、看護師舘野二美(たてのつぐみ)さん(43)は「カピバラが一生懸命食べている所を間近で見られて楽しかった」と笑顔で話した。