公開された田んぼアートと中野さん

 【那須塩原】色の異なる稲で絵を表現する「田んぼアート」が、関谷の道の駅湯の香しおばら西側の水田で公開されている。

 一区町、農業中野登喜男(なかのときお)さん(80)が毎年制作し、今年は「近くて遠い」がテーマ。宇都宮市の次世代型路面電車(LRT)や同市のマスコットキャラクター「ミヤリー」、芳賀町の「はがまるくん」などを8種類の苗で描いた。

 作品の脇には富士山も表現。設置された鑑賞台からは、富士山の上空を未確認飛行物体(UFO)が飛んでいるようにも見えるという。

 見ごろは今月中旬。中野さんは「LRTを知らない県外の人にもPRできれば」と話した。(問)中野さん090・2329・1762。