プロ野球の埼玉西武ライオンズは10日、育成選手契約の仲三河優太(なかみがわゆうた)外野手(22)=栃木県栃木市出身=と支配下選手契約を締結したと発表した。背番号は55になる。

 仲三河は右投げ・左打ちで、身長180センチ、体重100キログラム。大平東小、大平中の出身。大平中時代に所属した小山ボーイズでは、3年時に投手として全日本中学選手権で準優勝を経験し、U-15日本代表にも選出された。大阪桐蔭高(大阪)では強力打線の中軸を任されるなど打者として活躍。2020年ドラフトで西武から7位指名を受けた。24年に育成選手契約に切り替わった。

 仲三河は球団を通じて「今日から始まるぞ!という気持ちです。打席に立ったときにはスタンドをめがけてスイングしたいと思います」などとコメントした。

 仲三河のコメント全文は以下の通り。

 「今日から始まるぞ!という気持ちです。実力が足りないと感じていたので、育成だった期間も自分のやるべきことに集中して、ネガティブな気持ちになることはありませんでした。

 ファームでは練習時間も多くとれるので、バッティングの技術を向上させる自信はありましたし、それが一番のモチベーションでした。再び支配下として結果につながったことはうれしいです。

 どんなスタイルでも長打を打てる選手が目立つと思いますし、ファームでできていたことを良い経験として、一軍でもがんばりたいです。打席に立ったときにはスタンドをめがけてスイングしたいと思います」