新聞記者歴47年。取材でいろいろな方々と会ってきた。

 プロゴルファーなどスポーツ選手に限らず、政治家、実業家など多種多様。中でも最も感激した相手は、「さわやか律子さん」の愛称で絶大な人気を博した女子プロボウラー中山律子(なかやまりつこ)さんだ。女子プロ初の公認パーフェクトゲームを達成し、後に日本プロボウリング協会会長を務めた。

中山律子さん
中山律子さん

 その律子さんが宇都宮市内のボウリング場に現れ、なんと2人でコーヒーを飲んだのだ。わずか5分ほどだった。「律子さんとコーヒーを飲めるとは、感激です」とあいさつしたのを記憶している。平成に入って間もない頃だった。

 青木功(あおきいさお)プロには、怒られた。1978年の世界マッチプレー選手権で海外ツアー初優勝を果たし、83年のハワイアン・オープンで、日本人初の米プロゴルフ協会(PGA)ツアー優勝をしたばかりの時期だった。

青木功さん
青木功さん