第27回参院選は、選挙権を持つ年齢を18歳に引き下げる改正公選法が2016年に施行されてから10年目の節目の年に行われる。16~24年で計6回の国政選挙が行われ、県内の10代の投票率は20~40%台で毎回全国値を下回っている。特に19歳の投票率の伸び悩みが目立つ。進学などで住民票を移さず転出する学生が多いことや、不在者投票の認知度不足と手続きの手間が影響しているとみられ、有識者は活用しやすい環境整備を求める。