25年ぶりの8強入りを決め、笑顔で応援席に向かって駆け出す宇都宮ナイン=エイジェックスタジアム、森田大地撮影

 第107回全国高校野球選手権栃木大会第8日は20日、宇都宮市のエイジェックスタジアムと清原球場で3回戦の残り4試合を行い、8強が出そろった。秋春県大会王者のシード佐野日大が栃木工に4-5の逆転負けを喫する波乱があった。栃木工は10年ぶりの準々決勝進出。宇都宮は鹿沼商工に2-1で競り勝ち、25年ぶりにベスト8に入った。このほか宇都宮工が前回覇者の石橋に2-1で勝ち、青藍泰斗は7-3で宇都宮商を退けた。準々決勝は23日、同2会場で4試合が行われる。

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宇都宮、次の目標は73年ぶり4強

 ノーシード同士の県立高対決は宇都宮に軍配。1点差の好ゲームを制し、25年ぶりの8強入りを決めた。保科清樹郎(ほしなせいじゅろう)主将は「学校の歴史に、僕らの代が名を刻めたことは誇らしく思う」と胸を張った。