延長10回に青藍泰斗が勝ち越し点を挙げ、歓喜に沸く応援席=27日午後、宇都宮市西川田4丁目、湯田大士撮影

 第107回全国高校野球選手権栃木大会決勝は27日、延長十回タイブレークにもつれ込む激闘の末、青藍泰斗が作新学院を破り、35年ぶりの栄冠をつかんだ。同カードによる夏の決勝は2013年以来12年ぶり。当時は2-3で青藍泰斗が逆転負けを喫し甲子園出場を逃した。その雪辱を果たし、現校名となってからは初の頂点。OBやチームメートは声がかれるほど歓喜に沸いた。

◇トーナメント表など特集ページはこちらから

 三塁側スタンドはチームカラーの青色のメガホンを手にした応援団約500人で埋め尽くされた。安打のたびに「ありがとう! ありがとう!」の大合唱。2-2で迎えた十回、連打で2点を追加して勝ち越すと、早くも涙を流す応援団の姿も見られた。