血液のがんである悪性リンパ腫の全国患者団体「グループ・ネクサス・ジャパン」(横浜市)が今春、栃木支部を設立した。中心となったのは、2014年に悪性リンパ腫の診断を受け、2度の再発を経て苦しい闘病生活を送ってきた宇都宮市、福田奈保美(ふくだなほみ)さん(62)。全国の患者仲間との交流が支えとなってきたことから、地元でも経験を共有できる場を求めた。「患者となったからこその出会いがある」と参加を呼びかけている。
「皆さんが少しでも心が軽くなったり、楽しんだりしてくれたら」。7月中旬、宇都宮市の県立がんセンターの一室で開かれた栃木支部初の交流会で福田さんは語りかけた。
参加したのは悪性リンパ腫の患者や家族ら十数人。「食事が喉を通らない」「再発が怖い」。全員が発症経緯や治療、後遺症の悩みや不安を打ち明けた。福田さんも耳を傾け、自身の経験を共有した。
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