帝国ホテル東京の「インペリアルジャズ2025 東京前夜祭ディナーショー」に出演する歌手の由紀さおりさん(提供写真)

 「インペリアルジャズ2025」について発表する由紀さおりさん(前列左から2人目)と中村梅雀さん(同3人目)、山下洋輔さん(同4人目)=5月、帝国ホテル東京(提供写真)

 手仕事の展覧会に参加する森星さん(左)。右は展示される漆器作品(提供写真)

 「そのとき、どうする?展」の会場風景=東京・六本木(撮影:木奥恵三)(提供写真)

 札幌のパフェ佐藤が監修し、サンマルクカフェで提供される「ピスタチオとカシスの塩キャラメルパフェ」(提供写真)

 帝国ホテル東京の「インペリアルジャズ2025 東京前夜祭ディナーショー」に出演する歌手の由紀さおりさん(提供写真)  「インペリアルジャズ2025」について発表する由紀さおりさん(前列左から2人目)と中村梅雀さん(同3人目)、山下洋輔さん(同4人目)=5月、帝国ホテル東京(提供写真)  手仕事の展覧会に参加する森星さん(左)。右は展示される漆器作品(提供写真)  「そのとき、どうする?展」の会場風景=東京・六本木(撮影:木奥恵三)(提供写真)  札幌のパフェ佐藤が監修し、サンマルクカフェで提供される「ピスタチオとカシスの塩キャラメルパフェ」(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【11日(月)】

 ▽「インペリアルジャズ2025 東京前夜祭ディナーショー『昭和100年~軽音楽の歴史~』」(17時、千代田区、事前予約制)

 “昭和100年”の節目に帝国ホテル東京で毎夏恒例のジャズフェスティバルが開かれ、前夜祭ディナーショーに歌手の由紀さおりさんが登場する。由紀さんは長年ビッグバンドシンガーとしても活躍しており、今回は共演する森山良子さんと一緒にセレクトした楽曲を、ザ・ブルースカイオーケストラの演奏とともにメドレーやデュエットで披露する。

 由紀さんは「帝国ホテル周辺は、貴重な経験を積んだ思い出深い場所。童謡歌手として日劇で、大人の歌手に成長するためにナイトクラブで歌っていた。そんな自分の総決算として、ジャズでアレンジした日本の歌謡曲をここで歌わせていただく」と熱を込める。

 スペシャルゲストとして俳優の中村梅雀さんが出演し、エレキベースを担当。「一期一会のような歌手と奏者のぶつかり合いで、お互いの呼吸が音になる。その瞬間にしか生まれない音楽を堪能してもらいたい」

 「夜明けのスキャット」が大ヒットしたデビューから55周年を昨年迎えた。今年5月にはジャズやポップスの奏者らを迎えてミニアルバム「SHOW(昭)TIME!」をリリース。「東京ラプソディ」「青い山脈」など昭和の名曲を収め、「月がとっても青いから」ではスキャットにアドリブを効かせた。最近は三味線にも凝っており「好奇心があれば何歳になっても成長できるんだなと思う。ステージで“今の由紀さおり”と出会ってほしい」。昭和から令和まで、常にジャンルを超えて活躍してきた自信が伝わってくる。

 おしゃれな人としても知られる。「ドレスがマンションの2部屋を占領している。ディナーショーでお見せする勝負服も楽しんでもらいたいな」とほほ笑んだ。

 12日のインペリアルジャズ当日は、日本を代表するジャズミュージシャンの山下洋輔さんや阿川泰子さんらが出演。9日は帝国ホテル大阪で開催、ぼんちおさむさんらが登場する。

 ○そのほかのお薦めイベント

 【1日(金)】

 ▽「色寂 irosabi」(~20日、中央区、入場無料)

 モデルの森星さんがクリエーティブディレクターを務めるプロジェクト「tefutefu(てふてふ)」のキュレーションによる展覧会が、銀座・和光で開催される。

 日本の歴史や伝統、衣食住を巡る美意識を発信することが目的。各地の職人やアーティストたちが、伝統的な手仕事に新たな視点を交え、陶芸や染色、竹を使った作品などを展示する。森さんは「ファッションモデルの仕事を通して世界の手仕事に触れてきた。日々の中に小さな豊かさと希望を見つけるきっかけにしてほしい」と話した。

 ▽「そのとき、どうする?展―防災のこれからを見渡す―」(~11月3日、港区)

 防災や災害に関する展示や作品と主体的に向き合える体験型の企画展が、六本木の「21_21 DESIGN SIGHT」で開催されている。展覧会ディレクターにはビジュアルデザインスタジオのWOWを迎えた。

 WOWの大内裕史さんは「2011年に東日本大震災が起きた時、防災への考え方が人によって違うと感じた。災害に直面した時、『自分ならどうするか』と鑑賞者が考えられるよう、会場に問いをちりばめた」と話す。

 過去の地震や水害のデータを絵図やグラフィックにして紹介したコーナーは、視覚を通して日本を襲った災害を実感させる。テーブルに並んだ積み木を自由に組み立てられるインスタレーションも設置。10分に1度の間隔で積み木が崩れ、地震を予期することの難しさと日頃の備えの大切さを体感できる。

 大震災から発想されたアートやデザインも紹介。宮城県で活動する美術作家佐竹真紀子さんは震災の先に見える希望を絵画にした。被災者の暮らしを助けるために活動を始めた石巻工房の椅子やスツールは、世界中で評価される機能的でシンプルなデザインだ。被災生活に適した服を想像できるように、非常食や飲料水、新聞紙がしまえる、デザイナー津村耕佑さんによるダウンジャケットも。

 企画に関わった館長の佐藤卓さんは「防災に関する社会的デザインは多くあるが(大内さんらが)目に見えない情報を独自の構成で可視化した。災害に必要な心構えを高められる展覧会となったと思う」と話した。

 ▽「富良野メロンを使ったチョコクロ、スムージーと札幌有名店監修のパフェ」(~9月18日、サンマルクカフェ目白駅前店、目黒西口店、ルミネエスト新宿店など全国店舗)

 サンマルクカフェが北海道をテーマに、“涼”を感じる夏季限定メニューを展開している。

 「プレミアムチョコクロ 富良野メロン」は、富良野メロンをぜいたくに使ったクリームなどをクロワッサン生地で包んだ。果実感たっぷりの「富良野メロンスムージー」も提供。

 マーケティング部の矢作茉依さんが「外食後にカフェでパフェを味わう“シメカフェ文化”が北海道から広まっている」と薦めるのは、札幌で人気のパフェ専門店「パフェ佐藤」監修の「ピスタチオとカシスの塩キャラメルパフェ」。ピスタチオアイスやカシスムースなどが色彩豊かに層をなし、見た目と味を楽しめる。