パスカル・ヒメノ

 ラテンやジャズ、クラシックを融合させた作風で知られるスペインの作曲家パスカル・ヒメノが初来日し、8月6日に東京・霞町音楽堂で自作のピアノ曲を披露するコンサートを開く。スペイン音楽を得意とするピアニストの西本夏生とも共演。クラシックの堅苦しいイメージを覆すようなクールで爽快な音楽に触れれば、夏の蒸し暑さも吹き飛ぶこと間違いなしだ。

 スペインの高等音楽院でピアニスト、伴奏者として教壇に立ちながら独学で学んだ作曲にも取り組むヒメノ。西本によれば「ダンスと筋トレが大好きで、“世界一明るい”を公言する作曲家」だという。

 コンサートでは、「ファンキー」や「タンゴ」など多彩な曲調が楽しめるピアノソロの代表作「演奏会用リズム・エチュード集 第1・2集」からの抜粋の他、連弾のための新作「スパーキー組曲」などが演奏される。西本は「パワフルでリズミカルでポジティブな演奏で盛り上げます」と意気込んでいる。

 来場チケットは完売したが、ストリーミング配信のチケットは販売中。

 詳しくは全音楽譜出版社の公式サイトで。https://www.zen-on.co.jp/publishing/gimeno_live2025/

 ×   ×

 「クレッシェンド!」は、若手実力派ピアニストが次々と登場して活気づく日本のクラシック音楽界を中心に、ピアノの魅力を伝える共同通信の特集企画です。